10年、続ける個人メディア
慶應義塾大学SFC研究所
上席所員(訪問) 松村 太郎
インタビューを読む
動いた結果が、肩書きに
ブック・コーディネイター/
アイデア・プランナー 内沼晋太郎
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内沼晋太郎

動いた結果が、肩書きに

ブック・コーディネイター/アイデア・プランナー 内沼晋太郎

「本とアイデア」のレーベル「numabooks」主宰。1980年生まれ。一橋大学商学部卒(ブランド論)。展示会主催会社にて出版業界の見本市を担当後、退社しフリーに。2003年「本と人との出会い」をテーマに活動する任意団体「book pick orchestra」を立ち上げ、その活動は多くのテレビ・新聞・雑誌などで紹介される。現在はブック・コーディネイター/アイデア・プランナーとして、アパレルやカフェ等の書籍コーナーのプロデュース、エステサロン等の閲覧用書籍のセレクトなど、本を媒介とした空間のブランディングをメインに幅広く活動中。自身のウェブサ イトはnumabooks。(取材日:2007年3月3日)

アナーキーな感じ


「進学校から国立大に進み、会社を辞めてフリーになった。大企業に行った友人からみるとドロップアウトかもしれないですが、きちんとやっていれば、あまり違いはないんですよね。基本的にはアナーキーですが(笑)。


大事なのはやり方は一つじゃないということ。方法がなければじぶんでつくるしかない。与えられた肩書きではなく、じぶんで仕事をつくっていくプロセスがおもしろいんですよ。


じぶんが熱中できるのはバラバラのものを上手に編集して並べること。集めてきた本の山を本棚に詰める瞬間はなんとも言えない。後は相手がもっている問題を整理して解決策を探るときは楽しいですね。」


課題は師匠と事業化


「フリーでやっていく上の課題はあります。仕事を学べる師匠がいなかったり、大きな規模の仕事をやるには個人は微力。仕事を広げるには、大企業から出るやり方もあったと思います。他にも個人では仕事量に限界があるので事業化の可能性も考えています。ただ、今のスタイルや規模感でやれることとが変わるので今後はまだわかりません。あとフリーの宿命ですが、お金は常に課題。それ以外のいやなことは自然と忘れています。忘れっぽいんですよ」。


結果的につながり、たどりつく


ドロップアウトしてもちゃんと目的地にたどりつく。はじめはやるかやらないか。バラバラの興味や活動をまとめて仕事に変える。後から肩書きをつける。彼と話していると、ものごとはうまくいくようにできていると思えてしまう。活動を仕事に変える、過去を正当化する。こんなちょっとした考え方と行動が、過去や今を未来にむけて推し進めているのだ。


文責:Furuya sOta